読書途中感想文っていいですよ
ごきげんようございます。文香さんお誕生日おめでとうございます。きじろーです。
今日は文香さんのお誕生日ということで、
彼女とは切っても切れない「読書」についてのお話をしようと思いました。
そのために、先日フォロワーさんから教わった、ショウペンハウエルの「読書とは」という本を読んでみようと思いました。
何で全部過去形なのかって?
今日中に読み終わる気がしないからだよ!(ダンッ
もうね、これは是非文香Pの皆様に読んでもらいたい感満載の言葉で埋め尽くされてるんです。
一行一行丁寧に読んでいきたくなって、物凄い時間がかかるなと思って、今日中に読み終えることを諦めました。
でも、今日という日に「読書」について考えること自体は諦めたくない。
そんなわけで今日はこんなお話に変えました。
読書途中感想文のススメ
皆さん、学校で一度は書かされたことがあるでしょう。
読書感想文。
私は、一度だって真面目に書いたことないです。
ずーっと、何となく嫌いでした。読書感想文とかいう制度。
何で嫌いだったんでしょう?
って考えてみました。
<読書感想文が嫌いな理由1:読む本を指定されてる>
これは学校や先生によって異なるかもしれませんが、少なくとも、私が通っていた学校ではそうでした。
一応ね。選択肢は用意されてはいました。
「この中から自由に選んで書いてね^^」って、対象となる本のリストが書かれたプリント渡されてね。
もう、その時点で
やーなこった!
ってなりました。
小学生が「…何かを強制されてる…」って感じ取れるんだから、中学高校になれば余計に反抗したくなりますよ。
もっと上手く演出出来ないのかなぁっていつも思います。
子供なんて純粋なんだから「いつもと違う」ってだけで簡単にワクワクさせられると思うのですよ。
だから、「今日の国語の時間は、特別に、図書室にいきましょう!」って言って図書室に連れてけば良いんです。
「この中にある本だったらなーーんでも、どーーーれでもいいよー!!」
って言って選ばせれば良いんです。
授業やってる時の学校の図書室なんて誰もいないんだから、ガキンチョたちがいくらワーキャーしようが問題ないわけですし。
もちろん「学校の図書室」っていう枠ははめられてしまっていますが、紙切れ一枚よりよっぽど世界は広いし、自由度も高いはずです。
何より、自分で本棚から見つけてきた本のキラキラ感を味わわせてあげてほしいです。
<読書感想文が嫌いな理由2:読み終わった時点で書かなきゃいけない>
子供ですよ?
読んでる途中であれこれ思ったことなんて、後になってから上手くまとめられるわけないじゃないですか。
ンなもん、今の私だって上手く出来ないですよ。
そりゃ「おもしろかった」「かわいかった」みたいな感想文しか書けない子だって出てきますよ。
だから5枚ぐらい用紙渡して、「本を読んでる途中でも良いよ。思ったことを書いてごらん」って言ってみてほしいんです。
そしたらきっと「かわいかった」しか書けなかった子でも、「ねこさんがながぐつはいてた。かわいい。わたしもあかいながぐつ。おそろいだからかわいい」みたいに多少は具体的に書けると思うんですよね。
「猫は靴なんて履かない生き物だってちゃんと理解してる」
「自分が共感出来るポイントを見つけられる」
十分、成長を実感出来て、なおかつ褒めるところ出て来ると思うんですよね。
どこでワクワクするのか。どんな時に「うわあああ!」ってなるのか。
子供ならではの視点が溢れた瞬間を削ぎ落として、「作者は何が言いたかったのか」なんてつまらない質問するからいけないと思うのです。
相手が何を言いたいのか理解させる前に、自分はどんな時にどんなことを思うのか理解させてあげてほしいです。
そして、その「思った」ということを認めさせてあげてほしいです。
良いも悪いもなく。ただ「自分はこういう時に、こう思う生き物だ」と。
事実としてそれを受け入れられる子は、将来、承認欲求モンスターにならないで済むのではないでしょうか。
つまり。
本を読んでる途中で思ったことを、その時の勢いで言うのも良い!
なーんにも悪いことじゃないです。
特別良いことでもないですけど。
せっかく誰でも手軽に思ったことを言えるツールで溢れかえってるんですから。
頭から終わりまで全部キッチリ読んで、綺麗にまとめて、理路整然と語る必要はないんです。
第一章まで読んで「Aだな」って思ったのなら「Aだ」って言って良いと思うんです。
第二章まで読んだら「A'かもしれない」ってなって、
第三章まで読んだら「Bの可能性も見えてきた」ってなって、
最後まで読んだら「Bだったわ」ってなる。
そんな思考の変遷を書き出して見ても面白いですよ。
最初からずーっと「Aだわ」って思ったままでも、それはそれで「この作者は、読者に言いたいことを伝えるのが早い」って発見につながるかもしれません。
「Aだと思ったらBだったわ」ってなったら、ミスリードを促した上で、ちゃんと正しいところへ導くのが上手い作者なのか。それともただ単に出だしではもったいぶるクセがある作者なのか。
そんな風に新しい気付きがあるかもですよ。
…というわけで。
実際にやってみた
ビックリするだろう!
なんと今までの部分は全て前置き兼言い訳だ!
冒頭で書いた、ショウペンハウエルの「読書とは」を、文香さんの誕生日当日に読み終えられないけど、文香さんの誕生日に「読書とは」って本について触れておきたかったがための言い訳なのです。
謹んで、お詫び申し上げます。
(ただの言い訳でしたが、本気で思ってることではありますよ)
さてさて。
文香さんといえばモバマスきっての読書家少女ですよね。
知性的で、控えめで、謙虚で、物静かな性格の彼女です。
それでも、私がかなふみSSを書く時は、だいたい文香さんがとんでもない行動力と好奇心と冒険心を発揮して、奏さんの度肝を抜きます。
何でか。
「あの大人しい文香さんがそんなことするわけないだろ」って文香Pに怒られたら反論出来ない気がして、ずっとビクビクしてたんですが、「読書とは」を読んで最初の数行で「あ、これやわ」って思うことが書いてありました。
恐らく、アイドルになる前や、アイドルになったばかりの頃は、文香さんは「読書家」だったと思います。
そして、そのまま行けば「学者」になっていたでしょう。
でも、彼女は、アイドルになるという道を選びました。
自分で、自分の目で、自分の足で、自分の頭で、世界を読みに来たんです。
ただ与えられて、ただ貰ってばかりの女の子じゃなくなったんじゃないかと思うんです。
誰かが書いた本を読むだけじゃなく、自分で世界を読んで、自分を変えてみたいと。
だから、私は、文香さんを本読んでるだけの大人しい子じゃなくて、「世界を読みに来た行動力ある子」だと認識していたんだなって。
「ただの読書じゃ、他人の意見や考えや思想を持ってくるだけだ。それじゃ重石と変わらん。心の<バネ>が死んじまうぞ。べちゃーって潰れるぞ。ビョンビョン跳ねるバネであるために、自分で世界を読んで、自分の頭で考えようぜ!本は、あくまでキッカケだったりヒントだったりするぐらいで良いんだぜ!」
って、ハウエル先生は言ってました――と、まだ1割ぐらいしか読めてない段階では思っています。
ここから、読み終えた時とでは「読書」に対するイメージがどう変わるのでしょうか。
読み終えたら、読書完了感想文書いてみますね。
蛇足:文香さんがただの読書家ではないと思う、他の理由。
私は読書家と自負出来るほど本を知りません。
色んな本を読むより、気に入った本を何回も何十回も読むのが好きなので、あまり新しいものに手をつけないのです。
でも読むこと自体はとても好きです。
何も読んでいないのは苦手で、本でも漫画でも良いから、何か読んでないと暇で死にそうになります。
そう。私のようなタイプは「読んでいられればそれでいい」に近い。
だから、好きな本なら何回読んでも苦痛じゃないです。
でも、文香さんは違う。
色んな本を、あれもこれもと読みたがりますよね。(モバマスの劇場234話参照)
しかも、キープとかするんですよ?
自分が良さそうと思ったものはすぐ手にとって、しかも逃したくないと考える性格なのではないかと見受けます。
さらには、454話、663話を見てみると、
「自分の知識量が不十分だと自覚しても、とりあえず実行してみる」
という姿が描かれています。
「ファンデーションについて調べたら、パウダーとリキッドの違いぐらいすぐ出てくるからね…?」
ってなりました。正直。
このお話を考えたのが男性であろう可能性に目をつぶると、
「文香さん、ナンボほど浅い知識で現地行くねん!」ってなるんです。
例えるなら…
野球について知ってることは「英語で言うとベースボール」「選手は長嶋茂雄」ぐらいの浅さで、いきなり東京ドームに乗り込むぐらい浅いです。
アイマスで例えるなら、「モバマスとデレステが違うことは知ってる」けど「モバマスとデレマスは同じもの」ということは分かってない、ぐらい浅い。
と、いうことはですよ?
「知りたい!と思ったら止まらない性格」
だということになるんです(私の中では
しかも
「知りたい→調べる」より、「知りたい!→やってみる!」のが強いように思えます。
最初は尻込みしちゃう性格だったのかもしれません。
でも、奏さんが夜を抜け出して朝を迎えたように(今回のガチャで)、
文香さんの性格も変化、いや成長して行っているんだと思います。
きっと文香さんなら、本も世界も奏さんも読みまくってくれると信じています。
そしてただの読書家じゃなくて、本当の読書家になれるとも信じています。
最後になりましたが、いつものアレを言い忘れていたので、これを言って終わりにしたいと思います。
あくまで弊社の鷺沢文香の話であって、御社の鷺沢文香とは異なるよ!
ごめんね!
それではまた次回お会いしましょう。
ごきげんよしのーん。
- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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- メディア: 文庫
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出版社によってタイトルどころか作者名の表記まで違うの、ホント謎。